市販で買える臭くないドッグフードの選び方と注意点

ドッグフードのニオイが気になり、「部屋に匂いがこもる」「口臭や体臭が強くなった気がする」と感じたことはありませんか?特に市販のドッグフードの中には、オイルコーティングや香料が使われており、こうした添加物が強い臭いの原因になっていることも少なくありません。

臭くないドッグフードを選ぶうえで注目したいのは、ノンオイルコーティングや香料不使用であるかどうかです。また、ヒューマングレードの新鮮な原材料を使っているフードは、素材本来の香りが活かされており、自然で心地よい風味が特徴です。鰹節や鶏ガラスープなど、和風の香りを取り入れた商品も多く登場しており、犬の食いつきにもつながります。

今回は、市販で購入できる臭くないドッグフードの中でも、香り・安全性・栄養バランスの面から優れた商品を厳選し、それぞれの特長や注意点をわかりやすく紹介します。愛犬の健康を保ちながら、日常生活の快適さも向上させたい方にとって、ぴったりな情報をお届けします。

記事のポイント

1.市販のドッグフードが臭くなる主な原因を理解できる
2.臭くないドッグフードの選び方と基準がわかる
3.香りや安全性に優れたおすすめ商品を把握できる
4.愛犬の体臭や口臭対策に役立つフードの特徴を知ることができる

臭くないドッグフード市販で買うならコレ

ノンオイルコーティングが選ばれる理由

ノンオイルコーティングのドッグフードは、健康志向の飼い主から高い支持を得ています。というのも、一般的なドッグフードには風味を強めるために油で表面をコーティングする加工がされていますが、この油が酸化することで、フード自体の匂いや愛犬の体臭の原因になるとされています。

オイルコーティングをしていないフードは、酸化による劣化を抑えられるだけでなく、香りも自然でさっぱりしているのが特徴です。そのため、フードの臭いが部屋に残りにくくなるという利点もあります。

ただし、ノンオイルのフードは風味が控えめになる傾向があるため、食いつきに不安を感じる飼い主もいるかもしれません。その場合は、鰹節などの天然素材の香りで補っている製品を選ぶと良いでしょう。

香料不使用のメリットと選び方

香料を使用していないドッグフードは、原材料の品質に自信がある証といえます。香料は、本来の匂いをマスキングするために使われることが多く、特に安価な原料を使用している製品に多く見られる傾向です。

一方で、香料不使用のフードは、素材本来の香りがそのまま感じられます。たとえば、かつお節や鶏肉などの天然由来の香りは、犬にとっても魅力的で、無理に香料でごまかす必要がありません。

もちろん、香料が入っていないことで、口臭や体臭の原因を減らすことにもつながります。ただし、香料不使用でも原材料の質が伴っていなければ意味がないため、合わせて「ヒューマングレード」の表記などを確認することが大切です。

ヒューマングレード食材の安心感

ヒューマングレードとは、人間が食べても安全とされるレベルの原材料を使用していることを指します。ドッグフードにこの基準があることで、品質の良さや安全性が一目で分かるため、購入時の判断材料として非常に有効です。

このようなフードは、保存料や香料に頼る必要がなく、素材そのものの風味や香りで犬の食欲を刺激します。また、体に悪影響を及ぼすリスクのある添加物が排除されているため、長期的に見ても健康維持に貢献する可能性が高いです。

ただし、ヒューマングレードという言葉に法的な定義がないため、メーカー独自の基準で表示されていることもあります。購入前に、使用されている原料や製造過程の情報を確認するようにしましょう。

うんちや口臭のニオイ軽減効果とは

ドッグフードの品質によって、うんちや口臭の匂いが大きく変わることをご存知でしょうか。特に油分が多く含まれたフードは、消化の際に未分解の脂が腸内に残り、それが悪臭の原因になります。

一方、ノンオイルコーティングで添加物が少ないドッグフードは、腸内環境を整えやすく、排泄物の匂いが軽減される傾向にあります。これは乳酸菌やオリゴ糖など腸内細菌のバランスを整える成分を含んでいることも理由の一つです。

また、口臭の原因も、香料や脂の残留による雑菌の繁殖であるケースが多いため、自然素材中心のフードを選ぶことで、口内環境にも良い影響を与えることができます。ただし、根本的な改善には、日々の歯磨きなども併せて行う必要があります。

ドライよりも香りが控えめなタイプ

ドッグフードの中でも、ドライタイプは一般的に香りが強く感じられる傾向があります。これは、乾燥工程で栄養を凝縮させるため、素材の香りや添加された油分の匂いが際立つためです。特にオイルコーティングされているドライフードは、開封直後の香りが強く、部屋に残ることもあります。

一方で、セミモイストやフレッシュタイプのフードは、ドライフードに比べて水分量が多いため、香りが和らぐ傾向にあります。とくに国産の無添加系フードでは、天然素材の自然な香りを活かしており、人工的な匂いが苦手な方にもおすすめです。

ただし、香りが控えめだと犬の食いつきに影響する可能性もあります。そのため、素材の風味や調理方法にこだわった製品を選ぶと、香りと嗜好性のバランスが取れます。

総合栄養食としての基準もチェック

市販のドッグフードを選ぶ際には、「総合栄養食」であるかどうかも重要なチェックポイントです。総合栄養食とは、特定のフードと水だけで犬が必要とする栄養素をすべて摂取できる設計になっているフードのことを指します。

この基準を満たすには、ペットフード公正取引協議会の定める試験をクリアし、犬の成長段階に応じた栄養バランスが保証されていなければなりません。つまり、総合栄養食であれば、他のサプリやトッピングに頼らずに毎日の健康管理ができるということです。

ただし、「総合栄養食」と表示されていても、実際の原材料の質が保証されているわけではありません。ヒューマングレードや無添加などの要素と合わせて確認することが大切です。

臭くないドッグフード市販の人気商品一覧

このこのごはんの特徴と香りの評判

「このこのごはん」は、国産・無添加にこだわったドッグフードとして高く評価されています。袋を開けた瞬間に広がるのは、鰹だしの香り。多くの飼い主が「思わず人間も食べたくなるような香り」と口コミしています。

このフードは、ノンオイルコーティングであることも特筆すべきポイントです。油を使用していないことで酸化リスクが低くなり、結果として体臭や排泄物の匂いも軽減されやすくなります。主原料には鶏ささみやマグロ、鹿肉などの高品質なヒューマングレード素材が使われている点も安心材料の一つです。

また、小麦グルテンフリーという配慮もされており、アレルギー対策としても選ばれています。ただし、価格帯はやや高めの設定となっているため、長期使用を考える際には定期購入の割引制度を活用するのが賢い選択です。

OBREMOの出汁香る設計とは?

「OBREMO(オブレモ)」は、香りに強くこだわった国産ドッグフードとして知られています。特に静岡・鹿児島産の鰹節をふんだんに使用し、まるで和食のような出汁の香りがする点が特徴です。開封時にふわっと立ち上る自然な香りに、犬も飼い主も引き込まれるような体験が得られます。

また、OBREMOはオイルコーティングを施していないため、酸化による嫌な匂いがなく、部屋に臭いが残りにくいのも魅力です。原材料には鶏肉や馬肉、いわし、まぐろなどのヒューマングレード素材が使われており、安心して与えられます。

さらに、公式サイトではフード診断を通して愛犬に合ったタイプを選べるサービスがあり、購入前の不安を軽減してくれる点もユーザーに支持されています。品質と香りの両立を重視する飼い主にはぴったりの製品です。

ドッグフード工房は無添加で安心

ドッグフード工房は、「完全無添加」にこだわった国産ドッグフードとして知られています。人工的な香料・保存料・防腐剤・着色料は一切使用されておらず、原材料には人間が食べても問題ないヒューマングレードの素材が用いられています。

香りの面では、料亭や蕎麦屋でも使われる花かつおを配合しており、袋を開けた瞬間にふわっと広がる和風の香りが特徴的です。オイルコーティングが施されていないため、脂の酸化臭がなく、臭さに敏感な飼い主にも人気があります。

4種類の味(鶏・馬・鹿・野菜)から選べる点も魅力で、愛犬の体質や好みに合わせて選択可能です。ただし、フードの粒がやや不揃いで割れやすいという声もあるため、保管や与え方には少し注意が必要かもしれません。

うまか(UMAKA)の香りと品質

UMAKA(うまか)は、福岡の水炊き料亭「博多華味鳥」が手掛ける高級ドッグフードです。九州産の華味鳥を100%使用しており、開封と同時に漂うカツオ出汁のような香りが魅力です。これは香料によるものではなく、天然素材が持つ本来の香りを活かした設計となっています。

また、ノンオイルコーティングのため、ドッグフードにありがちな酸化した脂の匂いがなく、うんちや体臭の原因を抑えることにもつながります。玄米や大麦などの穀物も使用されていますが、アレルゲンとなりにくいものが選ばれており、安心感があります。

価格はプレミアムフードの中でも高めですが、原材料・製造環境・香り・安全性のすべてにおいて高い水準を満たしています。品質を重視する飼い主には最適な選択肢といえるでしょう。

プレワン(PREWAN)は腸内ケアも◎

プレワン(PREWAN)は、総合格闘家・朝倉未来氏がプロデュースしたドッグフードとして注目を集めています。香りは控えめながらも、主原料に高品質な鶏ささみ・馬肉・鶏レバーを使用し、素材本来の香りが感じられる構成です。

人工香料や保存料を排除しているため、フードの匂いがきつくなく、部屋に残りにくいのが嬉しいポイントです。さらに、このフードのもう一つの強みが「腸活サポート」。乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維などが豊富に含まれており、便の匂いや回数の改善に役立ちます。

ただし、内容量が800gとやや少なめな点、定期購入を前提とした販売形態である点など、購入前に確認しておきたいこともあります。香りと健康ケアを両立させたい方には、選ぶ価値のある商品です。

ポンポンデリは出汁仕立てで食いつき良好

ポンポンデリは、鰹節と鶏ガラスープをベースにした出汁の香りが特徴の国産プレミアムドッグフードです。香料やオイルコーティングに頼らず、素材本来の香ばしさを活かしているため、開封した瞬間に「料理のような匂いがする」と評判です。

主原料には九州産の鶏肉や鶏レバーが使用されており、いずれもヒューマングレードの高品質な素材です。加えて、フェカリス菌やイヌリンといった腸内環境を整える成分も配合されており、便臭対策としても効果が期待できます。

ただ、対象が小型犬中心となっているため、中~大型犬向けのラインナップがない点には注意が必要です。香りと健康維持の両方を重視する小型犬オーナーには、非常に相性の良いドッグフードです。

臭くないドッグフード市販品の選び方と特徴 まとめ

  • ノンオイルコーティングは酸化臭を防ぎやすい
  • 香料不使用のフードは素材の香りがそのまま活かされる
  • ヒューマングレード素材は品質と安全性の証明となる
  • 臭い軽減には腸内環境の改善も重要な要素である
  • セミモイストやフレッシュタイプは香りが控えめな傾向がある
  • 総合栄養食の表示は栄養バランスが整っている目安となる
  • このこのごはんは鰹だしの香りと無添加が特長
  • OBREMOは鰹節を使った自然な出汁の香りが魅力
  • ドッグフード工房は完全無添加で安心感が高い
  • うまかは華味鳥と鰹節の香りが調和したプレミアムフード
  • プレワンは乳酸菌配合で腸内ケアを重視している
  • ポンポンデリは出汁香る設計で食いつきが良い
  • 安価なフードほど動物性油脂を多用し臭いが強い傾向がある
  • 無添加フードは体臭や排泄物の臭い対策にもつながる
  • 市販の臭くないフードは香り・安全性・成分で総合判断することが大切
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