プロフィール

はじめまして。「すこやかペットフード」を運営している みつい(nosaka)です。数あるサイトの中から見つけて、訪ねてくださって、本当にありがとうございます。

このブログの原点には、一頭の柴犬がいます。もうそばにはいませんが、この子と過ごした日々が、今もここに書くすべての言葉の土台になっています。

手のひらに乗ってきた、あの日

柴犬がうちに来たのは、まだ両手にすっぽり収まるくらいの子犬のときでした。部屋の隅で小さく丸くなって、こちらをじっと見上げてきた黒い瞳を、今でもはっきり覚えています。初めての夜は心細かったのか、クンクンと鳴いてなかなか寝つけず、結局その晩は私の布団のすぐそばで眠りました。あの小さな寝息を聞きながら、「この子の一生を、ちゃんと守ろう」と静かに誓ったのを覚えています。

笑ってしまうくらい、やんちゃで食いしん坊で

柴犬らしく、頑固で、甘えん坊で、そして大の食いしん坊でした。私が台所に立つと、決まって足元にお座りして、「まだ?まだ?」という顔でこちらを見上げてくる。散歩に行けば行きたい方向へグイグイ引っ張り、お気に入りの匂いの前ではテコでも動かない。脱走の名人でもあって、庭のわずかな隙間から抜け出しては、ご近所さんに笑いながら連れ戻されたことも、一度や二度ではありませんでした。

なぜか片方だけ靴下を隠すのが得意で、冬のあいだ私の靴下はいつも左右バラバラ。雪が降った朝には、子どものようにはしゃいで庭を駆け回り、鼻先を真っ白にして戻ってくる。夏はフローリングにべたっと伸びて、扇風機の風を独り占め。——そんな、なんでもない一日一日が、今思えばいちばんの宝物でした。

ゆっくりと、時間が形を変えていった

あんなに元気だった柴ちゃんも、年を重ねるごとに、少しずつ変わっていきました。散歩のペースが落ち、大好きだったはずの階段の前で立ち止まるようになり、あれほどガツガツ食べていたごはんを、ある日を境にふっと残すようになったのです。「歳だから仕方ない」と自分に言い聞かせていいのか。食べないのは味のせいなのか、体調なのか、それとも——。答えの出ない不安で、眠れない夜が増えていきました。

そこからは、フード選びとの本気の格闘でした。原材料を一つひとつ調べ、ふやかし方を変え、ウェットを少し混ぜ、温めてみて、とにかく少しでも食べてくれるものを探して。ほんの数口でも食べてくれた日は、それだけで心から嬉しくて、思わず泣きそうになりました。今思えば、私がフードにこれほど厳しい目を持つようになったのは、間違いなくこの時期の経験があったからです。

さよならと、このブログのはじまり

別れは、思っていたよりも静かにやってきました。最期の数日は、好きだったものをほんの少しずつ、手のひらから食べさせて。最後まで、私の手の匂いを確かめるようにして、眠るように旅立っていきました。悲しくて、しばらくは犬用品の棚を開けることさえできませんでした。

けれど、悲しみと一緒に胸に残ったのは、小さな後悔でした。「もっと早く、毎日食べるものに気を配ってあげられていたら」。同じ後悔を、一人でも多くの飼い主さんにしてほしくない——その思いが、このブログを始める背中を押してくれました。

だから、伝えたいこと

私は獣医師でも栄養士でもありません。ただ、一頭の犬を最期まで看取った、ひとりの飼い主です。だからこそ、むずかしい専門用語ではなく、同じ飼い主の目線で「本当に大切なこと」だけを届けたいと思っています。

愛犬・愛猫に、安全で安心できるフードを届けて、心も体も健康に過ごしてほしい。それが、このブログのすべてです。フード選びで迷ったときや、ちょっとした相談があれば、お問い合わせページからいつでも気軽に声をかけてくださいね。あの子が教えてくれたことを、これからも一つずつ、ここに綴っていきます。