
真空低温コーティング技術の採用
豊富なラインナップで選びやすい
キヌアシリーズは低GIで血糖値対策に最適
N&Dのキヌアシリーズは、血糖値の安定を重視する方にとって注目すべきドッグフードです。キヌアは低GI食品に分類され、糖の吸収をゆるやかにする働きがあります。そのため、血糖値の急上昇を防ぎ、肥満や糖尿病のリスクを抑える効果が期待されます。
オーシャンシリーズは魚由来タンパク質
ファルミナドッグフードの選び方と比較
高タンパク・高脂肪のプライムを解説
N&Dプライムシリーズは、活発な犬や運動量の多い犬に適した高タンパク・高脂質設計のドッグフードです。タンパク質は34%、脂質は18%以上と、非常に高い数値で構成されています。また、タンパク質のうち98%が動物性由来という点も特筆すべきポイントです。
このような設計は、筋肉量の維持やエネルギー供給に優れており、特に成犬やアスリート犬、活動的な小型犬には理想的です。一方で、運動量が少ない犬や高齢犬に与える場合は、カロリーオーバーにならないよう量の調整が必要です。
また、プライムシリーズでは炭水化物源にサツマイモを採用し、栄養価や消化性にも配慮されています。高スペックな内容が求められる愛犬にとって、安心して選べるフードのひとつです。
パンプキンはコスパ重視の優良フード
N&Dパンプキンシリーズは、プライムと同じく高タンパク・高脂質の設計ながら、やや価格が抑えられたコストパフォーマンス重視のラインです。動物性タンパク質の割合は96%と高く、品質面でも優れています。
価格が比較的安価である理由は、タンパク質量をやや抑えている点と、炭水化物源としてコスト効率の良いパンプキン(カボチャ)を使用しているためです。ただし、安価とはいえ品質の低下は見られず、オメガ脂肪酸やグルコサミン、ビタミン類など必要な栄養素はしっかりと含まれています。
このシリーズは、はじめてファルミナ製品を試してみたい方や、高品質なドッグフードを継続的に与えたいが予算に制限があるという飼い主に適しています。コスパと品質のバランスがとれた選択肢として有力です。
ホワイト&ブラウンで被毛ケア対策
N&Dホワイト&ブラウンシリーズは、犬の被毛の色や健康を意識した設計が特徴です。ホワイトは白毛犬の変色を防ぎ、ブラウンは茶系の被毛の退色対策に対応したレアなドッグフードです。
色の維持にはメラニンの生成が関係しています。ホワイトシリーズでは、メラニン合成に必要なフェニルアラニンや銅などを控えめに配合し、逆にブラウンシリーズではそれらを強化することで、毛色を自然な形で保てるよう工夫されています。
また、いずれもスピルリナや魚油、動物性タンパク質を高配合しており、栄養面でも高水準です。ただし、価格は2kgで約9,600円と高めで、小ロット販売のみとなります。
このシリーズは他にあまり類を見ないコンセプト商品であり、被毛の悩みを抱えている飼い主には一度試してみる価値のある製品と言えるでしょう。
他ブランドとのタンパク質比較(HEKA)
ドッグフード選びでは、タンパク質の含有量だけでなく、その「質」も重要です。N&Dと比較対象としてよく挙げられるのが、オランダ産のHEKAというブランドです。
両者ともにタンパク質含有率は約24~25%で似ているように見えますが、N&Dではそのうち92%以上が動物性由来であると明記されています。一方、HEKAの場合、配合されているラム肉の割合や加工法から計算すると、動物性タンパク質は約50%程度と推定されます。
このように見ると、表面的な数値だけでは判断できないことがよく分かります。動物性タンパク質はアミノ酸バランスに優れ、犬の体内で効率的に活用されやすい栄養源です。
そのため、表示されているタンパク質の由来にも注目しながら選ぶことが、より健康的な食事を愛犬に提供するためのポイントとなります。
安全性を支えるGMOフリーと酸化防止策
ファルミナのN&Dドッグフードでは、食品の安全性にも高い配慮がされています。まず原材料はすべてGMOフリー、つまり遺伝子組み換え作物を一切使用していません。これはEUの規制に基づき、予防原則に則った厳格な方針です。
また、保存料には天然由来のトコフェロール(ビタミンEの一種)を使用。人工的な酸化防止剤は含まれておらず、犬の健康への影響を最小限に抑えています。
さらに、酸化防止のために袋内を窒素で充填する技術を採用しています。これにより酸素と接触する時間が短くなり、脂肪酸やビタミンなど酸化しやすい成分の劣化を防ぐことができます。
このように、製造から梱包まで一貫して安全性を追求している点は、安心して選べる理由の一つとなるでしょう。
価格と購入方法の目安と注意点
N&Dドッグフードは品質に見合った価格設定となっており、一般的な市販フードよりも高価格帯に位置します。例えば、人気のプライムやキヌアシリーズでは2.5kgで約9,190円(税込)、kg単価は3,600円以上です。一方、パンプキンシリーズは2,600円/kgとやや抑えられた価格で提供されています。
また、購入先としてはAmazonでの公式ショップ利用が推奨されています。楽天やYahooショッピングでも取り扱いはありますが、ラインナップが少なかったり価格が割高な場合もあるため、選択には注意が必要です。
送料が別途かかる点にも留意する必要があります。加えて、日本で販売されている粒サイズは小粒タイプのみで、中~大型犬にはやや物足りないと感じる方もいるかもしれません。
このように、コスト面だけでなく購入方法や製品仕様も事前に確認しておくことで、納得のいく選択ができるでしょう。
ファルミナドッグフード人気の理由と他ブランドとの違い まとめ
- 動物性タンパク質の割合が明記されており品質を把握しやすい
- ヒューマングレードの原材料を使用しており安全性が高い
- 真空低温コーティングで栄養の損失を最小限に抑えている
- シリーズごとに明確なコンセプトがあり選びやすい構成となっている
- キヌアシリーズは低GI設計で血糖値コントロールに配慮されている
- オーシャンシリーズは魚を主原料としオメガ3脂肪酸を豊富に含む
- プライムシリーズは運動量の多い犬向けに高タンパク・高脂質で設計
- パンプキンシリーズは高品質ながら価格が抑えられコスパが良い
- ホワイト&ブラウンは被毛の色に配慮した独自設計となっている
- 他ブランドとの比較では動物性タンパク質の割合で明確な優位性がある
- 原材料はGMOフリーで人工酸化防止剤を使用していない
- 窒素充填による鮮度保持で栄養価の劣化を防いでいる
- 購入はAmazonの公式ショップがラインナップや価格面で有利
- 日本国内では粒のサイズが小型犬向けのみの販売となっている
- 高価格帯ではあるが、品質・安全性・選択肢の多さでコスパは悪くない